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中年研修医の日記



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Jay

Author:Jay
神奈川県内の病院に勤める中年研修医
僻地病院で研修中



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嫌われると得をする
人に嫌われて得をすることって、世の中にそれほどあるだろうか?

入院患者のいる病院は、通常、当直医といって夜中であろうがなんであろうが何かが起きたら対応してくれる医者をおいておかなければならない。今の病院だと、当直医は一人なので、病棟も救急車も老健施設も全部対応する。

と言っても、前の病院に比べたら、比較にならないほど、夜中に呼ばれる回数は少ない。夜10時以降一度も呼ばれないで朝になったことも何度かある。

だが、常勤医が僕を含めてわずか5人だから、最低でも5日に一回当直が回ってくる。実際には、僕が週二回、他の常勤医が週一回というパターンだ。その合間を補うために、バイトの当直医が月に何度か来る。

その中で、大きな問題のバイト医がいる。小さな巨漢で、顔は見るからに無愛想。しゃべっても何を言っているか良く聞こえない。普段は研究をしているとかで、病院で働いているわけではなさそうだ。

評判は、見てくれのとおり怪しい人。ナースが呼んでも来ない、病棟で急変があっても何もできない。救急車が来たら、「入院」のカルテを作って検査もせずに入院させるだけ。

当然、ナースたちはぼろ糞に言っている。

「今日の当直医だれ?え、ヤツ?最悪、夜勤に入って損した。」
「呼んでも何にもできないから最近は呼んだことない。」
「患者さんのこと考えたら、呼ばないほうがいい。」

院長が病院の中に住んでいるので、「ヤツ」が当直の日は結局院長が病棟に呼ばれることになる。院長は文句を言う人ではないので、黙って対応している。

「ヤツ」は、月一回、土日に当直する。昼間は医局のパソコンで大音量でクラシックをかけ、ネットで見つけたチマチョゴリのおねぇチャンの写真を何枚もカラー印刷している。ほかのドクターがいるのに全くお構いなし。初めて見たとき、その光景に唖然とした。

そして、夜中に何かが起こっても、ナースはだれも「ヤツ」を呼ばない。救急車が来るときは、事務員が対応するので、そのときだけは声がかかる。

先日、「ヤツ」が当直のときに入院が一人入っていた。とうぜん僕の担当患者になる。20代男性の脱水症。???どういうことなんだろう。

ナースに聞けば、「診察もしないで、入院、脱水症って書いていっただけだよ。」意味のわからない点滴のオーダーがされていた。

僕が診察したら、単なる過呼吸。


そんなお気楽な当直をして、「ヤツ」は月に一回で20万近くもらっている。

いくら僻地の病院で医者を探すのが大変だといっても、こんな医者が存在するのは許せない。医師不足は深刻かもしれないが、何にもできない医者をいくら作っても全く意味がない。

人に嫌われると、得をする職業がここにある。




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テーマ:研修医のお仕事 - ジャンル:就職・お仕事


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