精神病のハテナ

精神科をまわっても、解決されない疑問がいくつかある。

例えば・・・

・精神病は遺伝する?

遺伝するかどうかは解明されていない。しかし、兄弟で統合失調症とか、両親とも躁鬱病とか、家族内で精神病患者がいるというヒトはたくさんいる。それに加え、夫婦で精神病とかも珍しくない。夫婦で・・・ということに関しては、二人組み精神病(同じ部屋に精神病患者がいると同様の精神病になること)というのがあるから、環境によるものが大きいことは確かだと思うが。

・精神病患者は水中毒が多い

水中毒とは、単純に、水を飲みすぎて意識障害などを起こすことである。意識障害を起こす機序としては、ほとんどが低ナトリウム血症である。水を飲みすぎて血液が希釈されることによる。

信じられないことだが、多飲する患者は、ホンの数分で2〜3リットルの水をのんでしまう。短時間であっという間にのんでしまうので、これは拘束でもしていない限り防ぎようがない。

この低ナトリウム血症、ひどいときには脳浮腫になって二度と意識が戻らないこともある。


・精神病患者は変な姿勢をしている人が多い

一般の方はあまりピンとこないかも知れないが、精神科病棟だと、若いのに完全に腰が折れ曲がって歩行器を使っているヒトや、首が完全に横に折れ曲がったまま生活しているヒト、歩幅が10センチぐらいで小刻みに歩いているヒトなどが多い。

小刻み歩行に関しては、抗精神病薬の典型的な副作用・パーキンソン症状のためなので、仕方ないところがある。けど、それだけ小刻みにしか歩けない人が、急いで歩こうとするとピョンピョン飛び跳ねて進むのである。飛び跳ねることができるのに足を大きく踏み出せないとは不思議だ。

完全に変な姿勢で固まっているヒトなども、このパーキンソン症状だろうと説明されている。パーキンソン症状で筋肉が硬くなって(錐体外路症状というのだが)ジストニアと呼ばれる異常姿勢をおこす・・・と説明されている。斜頚とかの一種ということ。しかし、首を真横に90度曲げていたり、完全に天井を向いたままスムースに歩いているヒトなどをみると、一種の特技のように見える。

これら、ジストニア様の症状に加え、暴れる患者はベッドに拘束されるため、寝たきり状態の廃用というのも原因だろう。拘束されているがゆえに辱創ができたりすることも日常茶飯事だ。


これら、精神病患者に関しての疑問、一ヶ月まわってもすっきり解決されることはなかった。そして更なる疑問、鬱病の患者と幻聴が聞こえる統合失調症患者が同室にいて、治療環境として良いのだろうか?




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