今月は救急部のローテだ。
毎度のことだが、救急車で運ばれて来る人の7割は救急車の必要はないヒトだ。
それはそうなのだが、今日はあまりにも唖然とするのが来た。
「95歳、アクビをする」
あまりの異常な主訴に、家族が言葉足らずでもっと重症なのかと思った。
いざ来てみると、単なる認知症の老人。
「自分はどこも具合悪くない。」
今日が何月なのか、どこにいるのかも解かっていない。家族に話を聞くと、
「昨日は夜遅くまで起きてました。」
?????50代と思われる娘さんも来ていたのだが、どこが具合悪いのか全く要領を得ない。さも重症かのように心配している。
家族の希望ということで仕方なく血液検査と頭部CTをやったが、特に異常なし。
診断は「睡眠不足」で帰宅になった。
次に呆れたのは50代の女性で
「便秘」
来てみると、もちろん元気。歩いて救急車から降りてきて、3、4日ぐらい便が出ないという。運んできた救急隊も呆れてムッとしている。
身体所見は全く異常なく、単なる便秘。摘便(肛門から便を掻き出すこと)して便秘薬を出して帰った。
高齢者の長期便秘で具合が悪いというならいざ知らず、健康な中年女性の単なる普通の便秘だ。
全く呆れてものが言えない。
救急車にかかる経費が、一回の出動に4万円と言われている。病院での検査や治療費も病院の利益になるとは言え、7割は税金で払っているようなものだ。
「あくび」の人には全部で8万円ぐらいかかっている。せめて、救急車には預かり金ぐらい取ったらどうか?
最後まで読んでくださった方
よろしくお願いします→